電球の色温度
執筆:Christine
電球によって光の色が異なることに、すでにお気づきの方も多いのではないでしょうか。これにはいくつかの理由があります。
電球によって異なるのは色だけではなく、色温度もあります。この 2 つの要素には何らかの関連があるのでしょうか。互いを補い合う関係なのでしょうか。また、それぞれは何によって決まるのでしょうか。
こうした疑問に、この記事で詳しくお答えします。ぜひ最後までご覧ください。
色温度とは?
色温度は「相関色温度」とも呼ばれます。この名称からも、色と温度が何らかの形で関連していることがわかります。
相関色温度とは、光の見え方や色味を表すもので、電球によって大きく異なります。ほとんどの電球は白色光を放ちますが、その白にも冷たい白から暖かい白まであります。白い電球はどれも同じに見えるかもしれませんが、色温度の違いによって、白の色味がわずかに変わります。
白熱電球は暖かい色の光を、LED などの電球は冷たい色の光を放つ傾向があります。ただし、どの種類の電球にも、暖かい光にも冷たい光にもなり得るものがあります。
こうしたさまざまな要素が組み合わさり、暖色から寒色まで、ほぼ無限の組み合わせが生まれます。
その違いをどのように測定し、見分けるのかを見ていきましょう。
色温度の測り方
色温度は、ケルビン(K)という単位で表します。
目盛りは 1,000 から 10,000 までです。面白いことに、電球の光が暖かいほど、数値は低くなります。
ケルビンで表した色温度が最も低いのはキャンドルの光で、最も高いのは太陽光です。次の図を参考にしてください。
このように、各グループの基本的な範囲さえ分かれば、さまざまな色温度は簡単に見分けることができます。もちろん、純粋な太陽光に近い色温度を発する電球は存在しません。
それでも、ここで紹介したほかの平均的な数値を参考に、お手持ちの電球の色温度を見分けることができます。
例えば、次のとおりです。
- 電球がクールホワイトの光を発している場合、おそらく 4100 K から 5000 K の間です。
- 電球がソフトホワイトの光を発している場合は、2700 K から 3500 K の間に収まります。
色温度が重要になるのはどんなときですか?
以前は、色温度が問題になることはありませんでした。家中のあらゆる照明に白熱電球を使っていたためです。どの照明も同じ電球でしたので、気にするのは電球のワット数だけで済みました。
現在では、LED や CFL といった省エネ電球が一般的になり、ワット数が同じでも同じ色温度の光になるとは限りません。
たとえば、60 W の白熱電球を 60 W の LED に交換すると、LED は従来の白熱電球よりもはるかに明るく、涼しげな色温度の光を放ちます。
そのため、以前の白熱電球と同じ明るさの雰囲気で部屋を照らしたい場合は、白熱電球と同じか近い色温度の LED を選ぶ必要があります。
幸いなことに、多くの場合、従来の電球よりもワット数が小さく、消費電力の少ない LED を選ぶことができます。
暖色と寒色の光をバランスよく取り入れるには
特定の環境で暖色系または寒色系の光を使わなければならないという決まりはありません。暖色系と寒色系のどちらが必要かは、それぞれの光がもたらす効果を基準に考えるのが最も簡単です。
暖色系の光には、心を和らげ、落ち着かせる効果があります。一日の疲れを癒やして休みたい場所に最適です。
寒色系の光は、集中できる環境をつくるのに向いています。一般的に、職場や学校での使用に適しています。
2000 K〜3000 K の電球色(ウォームホワイト)は、くつろぎたい場所に最適です。電球色の照明の設置に適した場所は、次のとおりです。
- ベッドルーム
- バスルーム
- ダイニングおよびリビングルーム
- 屋外のテラス
- レストラン
3100 K〜4500 K の昼白色(クールホワイト)は、集中したいときに向いています。次のような環境での使用に最適です。
- 仕事場
- キッチン
- 地下室
- 屋根裏部屋
- ガレージ
より特殊な用途については、事前に調べるか、業界の専門家に相談すると安心です。たとえば、ワインセラーの照明では、一般的に、暖色系の色温度で調光可能な LED 照明をおすすめしています。
寒色系の光では、同じような望ましい効果は得られません。
4600 K〜6500 K の昼光色の電球は、太陽の光に近い働きをします。まぶしいため、自然光がまったく入らない場所を除き、長時間過ごす場所には使用しないでください。
ガレージや地下室は、昼光色の電球が役立つ場所の好例です。
一方、小さめの昼光色の電球は、ディスプレイを照らしたり、住まいの防犯に役立てたりするのにも適しています。
投光器はその好例で、夜間に誰かが気づかれずに家へ近づくことを防ぐのに役立ちます。
このように、色温度は、電球選びに思っている以上に大きな影響を与えます。
次に電球を交換するとき、新しい電球のデザインが違う場合は、色温度を確認して、その電球が選んだ器具の適切な交換品になるかどうかをご確認ください。