2008 年に発表したマニフェスト「Lamps for Neanderthal Man」で、Wästberg はずっと以前に道を誤ってしまった人類の歩みを描き出しました。要約すれば、効率化と標準化を誤って追い求めた結果、人は私的な空間を奪われ、光だけが唯一の拠りどころとなってしまった、という内容です。
Wästberg は、光を人の身近な存在に取り戻したいと考えました。眩しさを与えることなく、目を閉ざしていた人々の目を開かせること。美しい影とコントラストの魅力をもう一度呼び覚ますこと。そして、道徳的な限界を超えてしまった世界において特に重要な、エネルギーと素材の節約です。
天井の全般照明は控えめにし、デスクランプ、ブラケットライト、フロアランプ、ペンダントライトによる洗練された直接光を組み合わせることで、Wästberg は新しい「全体」をつくろうとしました。常に変わらない明るさの冷たく無機質な空間も、美しく機能的な照明によって、心地よさをもたらす雰囲気のある空間に変えることができます。洗練された直接照明は、まだ生み出されていませんでした。
活動開始から 10 年を経て、Wästberg は自らの私的な領域を離れ、広く人々の目に触れる確かな存在となりました。それでも、住まいのための照明の開発は途絶えることなく続いています。
それ以外は、創業当初からほとんど変わっていません。変わらないのは、人間の最も基本的な欲求への深い敬意であり、それは美しさ、最先端の技術、資源の保全を組み合わせることで表現されています。また、世界で最も高名な建築家、デザイナー、照明の専門家たちとの緊密な協働も変わりません。